宮古島大会へは、今回が三回目の出場でした。
行けば行くほど、宮古島が好きになりますね。
日本一の大会だなと、改めて感じました。
今回の一番の発見は、肝心なのは「どんな練習をしてきたか」ではないということです。
宮古島大会への出場にあたり、昨年に比べて練習が積めておりませんでした。
それでも入賞できたのは、支えてくださったみなさまのお陰です。
家族、仲間、応援してくださる方々…など、大切な人がいます。
その存在が大切であればある程、力に変わることを感じた、心に残るレースになりました。
普段の生活で、どれだけ大切な人を大切にしてきたかがレースに出るのだと感じました。
温かく支えてくださったすべての方に、感謝いたします。
◆結果◆
スイム 55分
バイク 5時間4分(T1,T2含む)
ラン 3時間49分
フィニッシュ 9時間49分
総合…124位 女子…8位
◆レース◆
心を寄せてくださっている方々と一緒に、丁寧なレースをしよう、そう言い聞かせてスタート地点に立ちました。
スイムでは、スタート直後でバトルになっても、海底にいるダイバーを見つけたとき、
「見守ってもらっている、大丈夫」と、どれだけ勇気をいただいたことか計りしれません。
タイムの割によい感覚をもって泳ぐことができました。
トランジットでは応援に来てくれていたチームの子どもたちに背中を後押しされ、
落ち着いてバイクに移ることができました。
バイクでは、風がなく、涼しく、走りやすかったです。
応援に来てくれていたチームの子どもたちに、本当に元気をいただきました。
終始、ドラフティングをする選手が多く見られました。
もし勝つことにこだわっていれば、マーシャルの目を盗んで人の後ろについていたかもしれません。
しかし、順位より、自分らしいレースをすること、自分の力を出しきることを目標にしていたので、
「絶対にあきらめない、ランで抜こう」と、70km辺りから、むしろエンジンがかかりました。
いつも練習で、後輩に最後まであきらめないようにといっています。私自身がそれを破らないように心がけました。
今年は、ランでは「笑顔」を心がけていました。
沿道で応援してくださる方や、両手いっぱいにスポンジを持った子どもたち、名前を呼んで応援してくださる島の方々、
ボランティアの方に後押しされ、ほぼイーブンペースでいくことができました。
一緒に闘っている仲間とすれ違うと、勇気をいただきました。
懸命に、楽しみながら支えてくださる方々の姿を見ると、うれしくて自然と笑みがこぼれてしまいました。
離れた場所からも、心を寄せてくださっている多くの方々がいます。
「みんながついている」、そう思うと、涙が出るほどありがたく、心強く、じわじわと力が湧きました。
ラスト1.5km辺りで、監督の背中が見えました。
どう声をかけようかなとワクワクしながら近づくと、「あいちゃん」と先に呼ばれ、びっくりしました。振り向きもせずにです。
すごくうれしかったです。
きっと、これからの一年はすぐに過ぎることと思います。
この大会を、来年への新たな出発点として、これから一年かけて、一から積み重ねて参ります。
今後とも、ご指導宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。タンディガータンディ。
藤木藍子