今年も全日本トライアスロン皆生大会に参加してきました。
いつも、大会に出ると感想(参戦紀)→分析→反省という流れでブログを書いているのですが、今年も例のごとく同じパターンになるかと思います。
ですので、反省や課題点は山ほどあるのですが、とりあえずは感想がてら参戦紀を。
かなり長文となっておりますがご容赦ください。

前日の土曜日の朝に出発して、渋滞の影響で少し時間が掛かりましたが、大山PAのスマートインターチェンジで降りて、バイクコースの下見をしてから米子入り。
ほぼ定番となっているココイチでカレーを食べて、宿でチェックインして荷物だけ降ろして受付と選手説明会の会場へ。
受付会場はいつもより混雑していて、なかなか知り合いに会えず、数人だけご挨拶してから、嫁さんと息子は向かいのイオンで待つとの事なので別れてから、テツさんとオラさんと3人で選手説明会の会場へ。
周りを見回しても知り合いの姿は見えず、結局、この日はほとんどご挨拶できないまま、会場を撤収。
今回はかなり緊張していていて、準備もはかどらず、ドタバタしながら9時半ぐらいに就寝。

当日はレースのある日のルーティンなんですが、朝から風呂に入って、ご飯食べて、着替えてスタート地点へ向かいます。
この辺りからの流れは5回目の出場なので無問題。
受付付近でご近所アスリートの会やスタサポの皆さんとご挨拶。
それでも、NSIの人達や他の知り合いには会わずでした。
で、いよいよレースへ。

【スイム】
昨年の事故をうけて、今年から50mほど沖からのフローティングスタートとなりました。
僕はK泉さんと一緒にライフセーバーのボードに掴まって待機。
最前列に並ぶ選手や同じようにボードや大きなフロートに掴まる選手、はたまた陸で待機している選手とそれぞれでした。

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スタートはバトルを避けて一番外側からにしたのと、フローティングスタートの効果があったのか、今回は一番静かに泳ぐことが出来ました。
ちょっと混雑したのは第1ブイまで。ただ、第1ブイは縦に2つのブイが並んでいてその間を左折するのですが、僕のレベルの辺りの人は何故だか奥側のブイへ向かって進む人が多くて、いつもなら混雑するはずの最も内側の辺りのほうがむしろ空いていたような気がします。
僕は奥のブイへ向かう人の流れを横切るような形で第1ブイを通過したような感じでした。(あくまでも感じですが)
あと、今回は今までで一番ブイが確認しにくかったです。
それ以外は可もなく不可もなく淡々と泳ぐことが出来ました。

スイム:57分52秒 259位

スイムは過去最高タイムで終了。

【T1】
あまり書きたくないのですが反省を踏まえて書きます。
トランジット自体はスムーズにいけたと思います。
で、何故だかトイレに行きたいな~と思って、トイレに寄ろうと思ったら、何人か並んでいて、僕も何も考えずに少しの間並んで待っていました。
普通に考えたら、小さいほうだしそんなに限界でもなかったので、並んでいるのを見たら、とりあえずバイクスタートしてどこかのエイドで入れば良いだけのことだったんですが、この時だけは何を思ったのか普通に並んでいました。
結果、トランジットで約3分もの時間を無駄に消費。
装備だけだとかなりスムーズに出来たのに、無駄な時間を使いました。。

T1:6分24秒(手持ち計測)

【バイク】
バイクはここ最近ちょっと不安がありました。
以前のブログにも書いたんですが、好調だった6月の初旬~中旬の動きと違って、どうもペダリングに力みが生じてしまっていて、その修正が出来ない状態だったからです。
さすがにレースに向けて調整はしていたので、比較的踏んではいけたのですが、どうにも臀筋やハムスト辺りの筋肉を使わないと上手く脚が回すことが出来ず、序盤から筋肉へのダメージが少しずつ累積していくのが分かりました。
あと、毎回思うのですが、やはりスイムアップが僕の位置ぐらいだと人がかなり多くて、バイクでドラフティングにならないように気を使いながらいくと、どうしても人を抜いていくことが多くなります。
そうすると、若干ではありますが加減速を繰り返すことになり、これまた無駄な疲労を溜めることにもなります。

そんな事を思いながら、大山を通過して植田正治美術館のASへ。
ここは毎年、嫁さんが応援バスツアーに乗って待っていてくれるのですが、通過時間が昨年と全く同じバイクスタートから1時間57分。
感覚的には去年よりも脚を使ってしまっている状態だったので、少し不安がよぎりました。

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さすがにこの辺りからは人が少なくなってきて、余計な労力や気は使わなくて良くなったので、なんとか自分の走りをするように心がけました。
今年は僕のペースが悪いのか全体的にペースが悪いのかトップとすれ違う場所で判断しようと思って、折り返しの中山のエイドへ向かっていたんですが、予想以上にトップとのすれ違いが遅く、しかも失礼ではありますが、全然知らない選手だったのでどうなってるんだろうと思いながら、次は2位の選手とのすれ違いを見るべくさらに進むと、2位はなんとジョージ選手でした。1位と2位と3位までの間隔は少し開き気味で、その後は続々と選手が折り返してきます。
感覚的にはトップとの差は去年よりも少ないけれど、順位的には変わっていないような感じだったので、比較的混戦状態なのかな~と思いました。

中山の折り返しを通過後、いつもより遅くS浦さんをパス。
この辺りから僕の脚の筋肉は悲鳴をあげ始めました。
淀江古代ASの手前の坂で内転筋が一発目の痙攣。これはスグに納まりましたが、大山道路に戻る上りでも再度痙攣。
なんとか誤魔化しながらアップダウン区間を通過して、大山から伯仙ASまでの下りで脚を止めて少しでも回復出来るように努めました。
ラストの日野川沿いの土手は淡々と回して、ランへ脚を残したかったんですが、すでに時は遅しで一定ペースを維持するのがやっとでした。
あ~去年と結局変わらない時間に帰ってきたな~と思いながらバイクフィニッシュ。

バイク:4時間42分32秒(GARMIN計測)
公式時計:4時間49分27秒(T1込み) 70位

【T2】
T2はいつも通り、少し時間が掛かったけど問題なく通過。

T2:4分46秒

【ラン】
思ったよりも脚が動いたので、とりあえず気持ちよく走ってペースを見てから考えようと思いながら走り出しました。
海岸沿いでトイレに入って、嫁さんと息子にタッチするというのも定番になりつつあります。

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入りの1キロが4分52秒。ん~まあ仕方ないかな~と思いながら温泉街を抜けて走っていて、ふと信号待ちで止まったときに、後ろに何処かで見たことがある顔が。
よく見ると、ウルトラマラソンの世界記録保持者のS田さんでした。
ビックリしたので思わず声を掛けて、それからしばらく並走しながらお話しを聞くことが出来たんですが、自身も今はトライアスロンもやっていて、今回はリレーで出ているとの事。
本当はバイクで出たかったんですが、やはりというかなんと言うかランの担当になってしまったと。
師匠もお知り合いなので、あれこれお話しさせていただきました。
っても、ペースが4分半ぐらいだったので、しばらくして僕は離脱。
そこからは、また淡々と進みます。

ランでも思いのほかトップとのすれ違いが遅くて、全体的にスローペースなのかな?と思いながらも、自分のペースは落とさないように動きを気にしながら大体キロ4分50秒ぐらいのペースを維持。
これなら去年と同じペースなので、なんとか最後まで行きたいな~と思いながら折り返してくる上位選手とすれ違います。
折り返しの時点で、スペシャルに預けていた補給を摂って比較的元気だな~と自分では思っていたんですが、しばらくしてから一気に身体に異変が発生。
胃が補給を受付けにくいな~とは感じていたんですが、どうにも気分が悪くなってきて、無理に入れると吐きそうになってきました。
でも、入れないとマズい領域に入りつつあるのは確実だったので、エイドで身体を冷やして、少しずつ水分とスイカを入れるも、身体はしだいに動かなくなってきました。

米子空港の近くでkamipackさんがパピコを差し入れてくれたので、少し思考がすっきりしたので、これ以上崩れないように身体の状態を確認しながら動きを整える。
なんとかペースを上げようとすると両足が激しく痙攣を起こしてしまうので、そろりそろりと走って、信号待ちで止まったときに脚を叩いて刺激を入れる。

ようやく、大通りへ出て最後の歩道橋を越えると前後に人が出始めました。
正直、ホントにしんどかったので今のペースで静かにゴールまで行きたかったと、もう抜かれてもいいや~という諦めの気分とがごちゃごちゃになっていたんですが、前にはジワジワ追い付いて、後ろからはジワジワと追い付かれるというなんとも嫌な状況になっていました。
最後のエイドでも周りは気にせずに、しっかりと最後まで走りきれる準備をして、個人的には最後の重要ポイントとなる2段階右折の交差点へ。

ここは2段階右折となるので、待つのも長いですが抜けれれば後ろから終われることもないのですが、バッチリと引っ掛かってしまいました(>_<)
1人先に捕まっていて、僕が到着して、来ないでくれ~と思いながら後ろを振り返ると続々と人がやってきて、最終的は6人か7人いたと思います。
あ~こうなったら引くわけにはいきません。しかし残りは3キロちょっと。おそらく僕の足で全開スパートに耐えられるのは2キロ。
おそらく元気そうなのは2人。
ここで、揺さぶりに掛けるべく信号変わった瞬間に僕は飛び出しました。
付いて来ているのは恐らく1人で、しばらくしてちょっと緩めて先行してもらいます。
ここで恐らく僕がタレたのだと思ったことでしょう。
僕は歩道橋の下りから最後のスパートを掛けるべく、後ろについて少し休憩。走りを見る限り恐らく逃げ切れるだろうな~というか、ここで意地でも長居練習でひたすら積み上げた意味がないので、予定通り歩道橋の下りから一気にスパート。
脚が悲鳴を上げているのは完全に無視して、心肺は余裕があったので冷静に上半身を思いっきり使って競技場へ向かいます。
幸い最後の信号は掛からずにいけたので、そのまま逃げ切って競技場の中へ。

嫁さんと息子が待機しているのを確認して、後ろを見るとなんとか逃げ切れたようで、無事に3人でフィニッシュ。

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いや~今年はホントにキツかった!

ラン:3時間45分44秒(GARMIN計測)
公式記録:3時間50分10秒(T2込み) 24位

ゴール後は少し休憩していたんですが、やはり気分が悪くなってしまったので、初めて先に引き上げました。
ゴール後のみんなとあ~だこ~だ言いながら写真を撮るのが楽しみだったんですが、残念ながら叶いませんでした。

ということで、かなり長くなってしまったんですが、2016年の皆生が無事に終わりました。
反省や課題は山ほどありますが、そのあたりはまたの機会に。

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